こんにちは。お子さんが文字を書くときに文字が反対になっていることがありませんか?
そのような現象のことを鏡文字といいます。
今回はお子さんが鏡文字を書く理由について書きたいと思います。
最後に教材も載せるのでご利用ください。
もくじ
見て形を把握する力が未熟
丸や四角を見て形をとらえること力が未熟だと鏡文字になりやすいようですい。
文字を書き始める前にいろいろな線をかくと思います。
その後、形を書くようになると思いますが、小さいときはきれいな形では描けませんよね。
まだまだ形を把握する力が発達しきっていないので、鏡文字になる可能性が高いです。
左右の認識があいまい
左右に認識があいまいだと、文字の認識も左右反対になることがあるようです。
言い換えると、空間の認識がまだ発達しきっていないということです。
また、聞き手が定まっていない状態でも鏡文字になることがあるようです。」
左右反対が一番似ているように感じる
文字を比較したときに、傾いている文字と鏡文字を比べると
鏡文字のほうが似ていると感じるようです。
文字を思い出して書こうとするときに、脳内になる文字から引っ張り出そうとすると
一番似ている形を書こうするのかもしれません。
左利きのお子さんのほうに少し多い?
差があるほどではないのかもしれませんが、左利きのお子さんに鏡文字を書くほうが多い
という研究があるようです。
右利きの大人が左手で文字を書くと鏡文字になりやすいことや
脳血管障害後の右利きの大人が左手で書くと鏡文字になることがあります。
そのことから、左右の脳の情報伝達も関係していそうですね。
教材
鏡文字と正しい向きの文字をはんだするプリントです。
正しい向きがわかっているか判断するためにも使えると思います。
鏡文字は発達していく過程ででてくるものでもあります。
起きる要因を確認しつつ、会った対応ができるといいですね。