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言葉の発達 0歳から1歳までの言葉の発達について解説していきます!

こんにちは。言葉が発達する順番について解説していきたいと思います。

今回は0歳から1歳までの言葉の発達について書いていきます。

○○か月と書いてありますが、あくまで目安になります。

0~2か月 泣くことでYES/NOを伝える時期

新生児期と呼ばれるこの時期は、泣くことで自分の気持ちを伝えようとしています。

言葉と言われるものはまだなく、泣き声だけがコミュニケーションを取る方法です。

しかし、表現できるのは「不快」ということだけです。

「お腹がすいたなー」という不快な状態を泣くことで伝えています。

保護者は泣き声を聞いて、おむつを確認したり抱っこをしたり様々なことを試します。

保護者の行動が期待したものであれば泣き止み、違っていたら泣き続ける。泣くことでYESとNOを伝えています。

自分の意思を表さない音もたくさん出しています。例えば、ゲップや咳、「あいうえお」に近い音声などです。

これらの音には意思や気持ちは含まれていませんが、空気を吸って出すという発声の基礎を作る大切な行為です。

2か月~4か月 声を出すことで快を表現できるようになる時期

この時期にはクーイングと呼ばれる声を出すようになります。

クーイングは「あー」とか「うーうー」とか「あいうえお(母音)」に近い音声のことです。

0~2か月のときよりも聞いていて「あーっていったね!」と感じるようになると思います。

母音の他にも「か行」「が行」に近い声もだしています。これらの音声を「快」の状態や意思を伝えるときに出します。

「不快」なときに鳴き声で表現することは変わりません。

また、人の顔を見て笑うようにもなります。

0~2か月の時も笑顔が見られるのですが、笑っているように見える動きをするだけで、

対人行為として笑うようになるのは2~4か月の時期です。

持続した笑い声を出すので、新生児期の物との違いが分かると思います。

4~6か月 様々な音をだせるようになり、音への関心が高まる時期

今までの音声よりも、高い声や低い声を出すようになります。また大きい声と小さい声もだすようになります。

長さにも変化が見られます。どのような音を出せるのか試して遊んでいるように感じる時期です。

周りの音への関心も高まっていて、差を感じ取っています。

6~8か月 はっきりとした音を連続で出すようになる時期

ばばばば」「ななな…」などの「喃語」と呼ばれる音声を出す時期です。

たくさんの声をだしていますが意味はなく、4~6か月のころに見られた様々な音を試している状態です。

よりはっきりと日本語の音声に近い音を出しています。

日本語の音声に近いということを考えると、周りの音の影響を受けて育っているということが分かります。

8~12か月 はじめての言葉がでる直前の時期

相手に自分の意図を伝えようとして、物を指さす、渡す、見せるなどの行動を起こすようになります。

物と大人と自分という3つが同時に関わる関係になります。

こういう関係のことを三項関係と言い、コミュニケーションの対象が広がっていることを示しています。

自分と保護者ともう一つの事柄が意識できるようになると、

新しいことが出てきたときに保護者のことを見て判断することができるようになります。

例えば、初めて見る大人が話しかけてきたときに保護者が笑っていれば「この人は安全だ!」と判断するといったことです。

少しずつ出てくる指差しは、言葉の代わりになっています。

指差しができるということは、指をさすことで自分の気持ちを伝えることができるとわかってきたということです。

指差しには、「共感」「要求」「応答」「質問」など様々な意味が込められています。

お子さんたちはその時の状況や気持ちによって使い分けているようです。

10か月あたりでは、意味を持った言葉のように聞こえる喃語を話し始めます。

音の高さのバリエーションが増えること、スムーズに音を連続して出せるようになってくることが

言葉を話しているように聞こえる理由です。

その後、はっきりした音(母音と子音が合わさった音)も増え、初語まであともう一歩という印象を持つ音声になります。

おわりに

以上が、0~1歳の言葉の発達です。

ここに身体や認知面の発達が絡み合って相互に影響を受けながら発達していきます。

認知や言葉力としては十分指差しができる力があったとしても、身体の発達として腕を伸ばすことができなければ、

指差しは難しいです。お子さんを様々な面から見ていけると、関連して発達していく様子が分かると思います。

今回は目安となるように〇か月と書いていますが、発達の個人差はとても大きいものです。

不安になってしまう部分もあると思いますが、焦りすぎず見守ることも大切です。

心配ごとがあったときには、抱え込まず病院などに相談しましょう。

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